COVID-19 2価ワクチンと4回目のブースター接種について
COVID-19 2価ワクチン
2022/8/8
https://gyazo.com/7fa0ade36c81c1d0f2046e023c6a47f6
オミクロン株に対応したワクチンの接種間隔を海外の治験データなどから「5か月」と仮定していて、60歳以上の人は4回目の接種のピークが始まった先月以降に接種をした場合、ことし12月以降に多くの人がオミクロン株対応ワクチンを接種する時期を迎えるとしています。 BA.1 に対応したワクチン
残念ながらすでに型遅れ
あまりに変異のスピードが速いため、追従できない
これは欧米が感染抑制を諦めていることと、表裏一体
感染拡大が止まらない≒変異のスピードが高まる
現在の流行の中心は BA.5
山梨県のモニタリング週報 令和4年8月5日
https://gyazo.com/ab16d0400a16f78a31f9290b83612ca8
BA.1 → BA.2 → BA.5
すでに型遅れなので効果は完全ではないだろう
ワクチン接種を、重症化予防のためと捉えるならば、
2価ワクチン接種を待つために、ワクチン接種を控える意味はあまりなさそう
ベストエフォートということで、
4回目の接種のチャンスが回ってきたら、2価ワクチンを待たずに接種する
という方針で行く
60歳以下の対象者は、
いまのワクチン(1価、アルファ株対応)の4回目を接種して、5カ月以上経過してから新しい2価ワクチンの接種となるだろう
自分の場合、3回目接種が2022/3月だったので、60歳以下も4回目接種という方針になれば、最短で2022/9月に4回目接種、それから5カ月で2023/2月以降に2価ワクチンの接種
2価ワクチンの接種が、次の感染拡大に間に合うかどうかみたいな感じか
あんまり考えると絶望的な気分になるけど
この世界を動かしている仕組みは明確になっていて、
ウィルスとワクチンを巡る動きは、まさにいまここで起きていることが基本形なので、
つまりこのルーチンがグルグル回り続けるということだ
3カ月後も、半年後も、1年後も、おそらく3年後も
ユニバーサルな mRNA ワクチンが開発されるか、治療薬が開発されるか、の2点が人類側のゲームチェンジャー
感染力が高まるか、重症化率が高まるか、の2点がウイルス側のゲームチェンジャー
1年に2回もワクチン接種と副反応を経験しなければならない世界かー
人類に淘汰圧がかかるのが目に見える世界ですよ。ダーウィンさん
ブースター接種の効果について
BA.5が流行の主体となった7月時点の新型コロナワクチンの発症予防効果です。FASCINATEスタディ・グループによる速報です。
「新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究の暫定報告(第四報):オミクロン株(BA.1/BA.2およびBA.5)流行期における有効性」
https://pbs.twimg.com/media/Fab-cagaAAIkJ8B.jpg
2022/8/18
2022/8/18
端緒
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの開発は未曾有のスピードで進み、ファイザー社製およびモデルナ社製のmRNAワクチンは大規模なランダム化比較試験で高い有効性(vaccine efficacy)が示された1-3。免疫の減衰や免疫逃避能を有する変異株の出現が確認される中で、国内においても、国立感染症研究所にて、複数の医療機関の協力のもとで、発熱外来等で新型コロナウイルスの検査を受ける者を対象として、症例対照研究(test-negative design)を実施し4-5、実社会における有効性(vaccine effectiveness;発症予防効果)を検討している。これまでの暫定報告においては、B.1.1.7系統(アルファ株)およびB.1.617.2系統(デルタ株)に対して、高い有効性を示すことが確認された4-5。さらに、オミクロン株の亜系統であるBA.1/BA.2流行期においては2回接種で中程度の有効性を示す一方、3回目(ブースター)接種により、高いレベルに有効性が回復することが示された6-7。2022年6月末以降、国内におけるCOVID-19症例は急増しており、これは新たなオミクロン株の亜系統であるBA.5の流行によるものである。そこで今回は、関東地方において、BA.5が75%以上を占めるとされた7月4日から7月31日の調査における暫定結果を報告する8-9。参考として、前回報告以降のデータを含めたBA.1/BA.2が75%以上を占めるとされた1月1日から6月19日の結果についても有効率の推定を併記した。
https://gyazo.com/d3894b8c84fc2ab4efb4bfdc6a36b6dc
考察
本報告では2022年7月のBA.5流行期におけるワクチンの有効性を検討した。BA.5流行期においては、2回接種後5ヶ月後には発症予防効果は低程度であった。一方で、3回(ブースター)接種により発症予防効果が中〜高程度まで高まる可能性が示された。2回接種と比較した3回接種の相対的な有効率についても同様に、一定程度見込まれることがわかった。諸外国の報告として、BA.5に対するワクチンの有効性に関する報告は非常に限られている。In vitro(試験管内)での評価として、3回接種後の血清による中和能は、BA.1/BA.2と比較してBA.4/BA.5に対して低く、ワクチンの有効性が低下する可能性が示唆された10。疫学的な暫定評価として、感染者におけるワクチン接種2回接種または3回接種のオッズがBA.1/BA.2とBA.5とで大きく変わらないという結果がイギリスやポルトガルから報告されている11-12。本調査結果では、BA.1/BA.2に対する有効性と比較して一定程度有効性が減弱する可能性が示唆されたが、信頼区間も重なっており、解釈に注意を要する。ただし、BA.5流行期においても、2回接種から半年弱後の有効性は低下した一方、ブースター接種によりワクチン有効率が高まることから、ブースター接種を検討するとともに、場面に応じた適切な感染対策を継続することが重要である。海外の報告からは、BA.1/BA.2流行期における重症化予防効果は発症予防効果よりも高い値でより長期間維持されることが報告されており、未接種者も速やかに接種を検討することが重要である11。ただし、度重なる免疫逃避能を有する変異株の出現および免疫の減衰の可能性から、オミクロン株を含めた変異株に対応したワクチンの早期の開発および導入が待たれる。
本調査は迅速な情報提供を目的としている暫定的な解析であり、今後も解析を適宜行い、経時的に評価していくことが重要である。